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ワクワクしたい

日々のきろく

推しの卒業を初めて経験した

初めてっていうのは、いっつも突然で、身構えようにも、経験がないから何をどう準備したらいいのか分からなくて、大体準備したモノは見当違いもいいとこで、やっぱり予期せぬ気持ちと一緒にやってくる。

 

2016年2月29日、人生で初めて「推しメン」が卒業した。

 

ノーガードのまま殴られた様な感覚が5日経った今でもまだ続いてる。ジンジン痛む。こんな気持ちになるなんて思ってもなかったから動揺してる。だってその子のこと知ったのはたった3ヶ月前で、会いにいった回数は十数回しかなくて、思い出も何もなくて、なのに、こんな言葉で表しようがない感情が日に日に沈殿していって、重たくなっていく。

 

「楠ゆい」その子が推しだった。笑顔がとびっきりキュートで、ふわふわした声で人の笑顔を誘う子。頭がいい子だった。どこを押せば相手から反応が返ってくるか分かってるみたいに、的確に笑いのツボを押してくる子だった。いつも楽しそうに色んな話をしてくれた。その瞬間が好きだった。歌が好きなのにちょっと下手くそだった。でもいつだって誰より楽しそうに歌って踊ってくれるから見ていて幸せだった。

 

別に、さ、めっちゃ好きだったわけじゃないんだよ!でも「推しメン」って自分が思ってた子が初めて卒業しちゃって、あーなんかつらいなーって思ってるだけなんだよ。あの笑顔もステージも見れないんだなーって少しだけ感傷に浸りたいだけなんだよ。うん。

 

今回で分かったのは、私にとって「推しメン」と決めた子は自分の一部みたいな存在なんだってこと…。だからぽっかり穴が開いてしまった感覚になるし、痛みが生じる。こんな気持ちに「赤の他人」に対してなってしまうのがすごくすごく嫌だ。だって結局はいつかやってきてしまう卒業や引退に怯えなくてはならくなった。幸い今はアイドルなんて星の数ほどいて、そのたびに開いてしまった穴を埋めるのは簡単だけど、どんなに増やした所でその子の代わりは居ないんだもんよ。結局埋まらないんだよ。それを今感じている。あーいやだ。

 

いつだって私の1番に君臨し続ける、関根ちゃんもいつかそうやって居なくなってしまうんだよね、、、。どんな痛みが生じるか考えただけで恐ろしいよ。だから今は感情移入したくない。自分が全部なくなってしまうような感覚になることが目に見えていて、彼女が私の中で占める割合を少しでも減らしておかないとって気持ちでいっぱい。ただのアイドルとただのオタクだからこそ、痛みは甚大で、傷は絶望的に深い。